【疲労度の軽減に及ぼす影響についての検証結果】

「検証結果の要約」

DPV576繊維素材を睡眠中に使用することによって、起床時の気分が有効に改善することがわかりました。

【疲労度の軽減についての検証試験について】

(試験内容)

睡眠時に使用する着衣の違いにより翌朝の気分に影響を及ぼすかについて調査いたしました。理化学研究所が開発したKOKOROスケールは、個人の気分をタッチパネルで簡単に入力し数値化するできる主観の客観化システムとして注目されています。気分尺度を横軸および縦軸にした4象限マトリクスの二次元座標で、それぞれの軸には中心点を0として-100から100までの目盛りがシステム内部に振られています。
入力画面は「X軸:不安‐安心」「Y軸:やる気がない‐やる気がある」と、「X軸:疲れ‐元気」「Y軸:不快・痛み‐快適・爽快」の2つとした。

「試験結果」

ほぼすべての起床時の状態ではDPV576繊維製衣類着用群がポジティブな気持ちになっていることが確認されました。また、実験群、対照群において一日目、二日目、三日目と気分が徐々に高まることが確認されました。このことは、DPV5786繊維製衣類の就寝時の着用は一般衣類よりも起床時の快適性が高くなることが推察されます。KOKOROスケールの各項目別に被験者全員の入力値から平均値を求め、その推移を検討した。「不安‐安心」では、実験群と対照群で差はなかった。「やる気がない‐やる気がある」では両群とも日曜の夜は「やる気」が低く、月・火曜の夜の「やる気」は日曜の夜に比して高くなる傾向が見られた。また、翌朝の「やる気」はDPV576群が市販素材群に比して高い傾向を示した。
「疲れ‐元気」では、両群とも着用直前より直後、翌朝に「元気」が増加し、翌朝の「元気」はDPV576群が市販素材群に比して高い傾向を示した。「不快・痛み‐快適・爽快」では、DPV576群の「不快・痛み」は日・月曜の夜と比較して火曜の夜が軽減され、「快適・爽快」が高まった。同様に市販素材群の「不快・痛み」は日曜の夜と比較して、月・火曜の夜が軽減され、「快適・爽快」が高まった。また、両群とも翌朝の「快適・爽快」が日増しに高まる傾向が示された。

 

国立研究開発法人理化学研究所
ライフサイエンス技術基盤研究センターの技術指導による調査結果より

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