新潟アルビレックスBB様 検証事例①年間負傷者数推移

図表①:年間負傷者数推移(2016~2021) 単位:人 データ提供:新潟アルビレックスBB
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「データについて」
DPV576(PHT繊維含有成分)を活用したウェアを2017-18シーズンから導入。シーズンごとの年間負傷者数の変化から、DPV576(PHT繊維含有成分)を活用したウェアの怪我への効果を検証した。2016-17シーズンの年間負傷者数27人から、導入初年度の2017-18シーズンは14人に大きく減少した。またその後も11~12名の低水準で推移している。

 

「新潟アルビレックスBB 阿部トレーナーの見解」
データで見るとはっきりしています。主力選手のコンディションは、初年度こそ試行錯誤でしたが、2年目、3年目になると、チームとしてコンディションが維持できるようになりました。3年間チームのメンバーがさほど変わらないなか、コンスタントに成績が向上し、2018-19シーズンで地区優勝できたのです。怪我のことで言うと、初年度は27件、2年目14件、3年目11件と大きく減っています。その一つの要因として、DPV576(PHT繊維含有成分)を活用したウェアを2017-18シーズンから導入して、睡眠を含めた休養の時間を、より回復・休息の時間として、充てることができたことが挙げられると思います。

新潟アルビレックスBB様 検証事例②1Q~4Qの得失点差

 

図表①:1~4Q別得失点差(2016-17・2018-19シーズン比較) 単位:点 データ提供:新潟アルビレックスBB

 

図表②:経過試合別得失点差(10試合別、2016-17・2018-19シーズン比較) 単位:点 データ提供:新潟アルビレックスBB

「データについて」
DPV576(PHT繊維含有成分)を活用したウェアを2017-18シーズンから導入。導入前の2016-17シーズンと導入後かつ地区優勝した2018-19シーズンの各Q別の得失点差の比較(上の表)、及び経過試合数別の得失点差(下の表)を比較した。それで見ると2Qと3Qの得失点差が大きく改善している。年間の試合数が60試合ありますので、それを10試合刻みで得失点差をみています。それで特に31試合目以降の後半戦に大きく数値が改善されていて、シーズンの後半に非常に強いチームになっている。

「新潟アルビレックスBB 阿部トレーナーの見解」
非常に興味深いデータですね、チームでもこのような分析はしたことありませんでした。確かに試合の中盤から後半にかけての数値が良いですし、シーズンの後半戦に結果が出ています。ある人から新潟アルビレックスBBって試合の締め、いわゆる試合のクロージングが強いよねといわれていましたのを思い出しました。その時はそうかもなぁと感覚で捉えていましたが、このデータを見ると納得しますね。確かに、強かったころは、4Qは強かったですね。バスケットボールは走るスポーツなので、優勝したシーズンは4Qに入っても、選手としても最後まで走り切る体力があるのは自信でしたね。

阿部 理一(あべ よしかず) アスレチックトレーナー プロフィール

現職:新潟アルビレックスBB 強化部部長、アスレティックトレーナー
経歴:新津高校→東海大学→新潟医療福祉大学院→新潟アルビレックスBB→東京サンレーヴス→リンク栃木ブレックス→新潟アルビレックスBB

 

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