ストレスには、①精神的ストレス、②身体的ストレス、③物理的ストレス、④化学的ストレス、⑤生物学的ストレス があります。
我々は日常生活の中で受ける、このような様々なストレスを疲労として感じながら生活を送っています。一定以上のストレスが同時期に連続的に発生すると交感神経優位の過緊張状態に陥ってしまいます。過緊張状態の継続は、免疫系、神経系、内分泌系の働きに変調をきたし、疲労の慢性化から病的な変調状態へと進行する可能性があります。いったん慢性化した疲労を回復するにはかなりの時間が必要になります。このため過緊張を緩和するなど早い段階でなんらかの介入を自身で行うことが大切です。
図表:ストレスからの疾病発症経路について
「倉恒:セルフドクター53号(2010)を基に作図」