【調査サマリー】

70代でサッカーをする人の42.8%が元気な人。アクティブな秘訣は、質の良い“睡眠時間と休養行動”

◇日本の6.1%の方が月に1回以上サッカーを楽しむ
◇サッカー大好き県民No.1は静岡県、次いで佐賀県、3位は沖縄県
◇年代別、サッカーの行動頻度においては、年代が上がるほど減少傾向に
◇疲労別・年代別に見ると、70代でサッカーをする人の42.8%が元気な人
◇サッカーをする人のうち、元気な人は「運動の量・質」、慢性的に疲れている人は「休養の質・量」の改善が鍵
◇サッカーをする元気な人の「睡眠の質・量」は、20代で最も悪い結果に
◇サッカーをする人の疲労解消行動は、「森林浴」「温泉旅行」「運動をする」など、外出や体を動かす傾向に

■日本の6.1%の方が月に1回以上サッカーを楽しむ

サッカー日本代表が2022FIFAワールドカップ・カタール大会出場を決め、国内・世界でサッカーが更なる盛り上がりを見せています。今回は、3月18日開催の当社イベントで現役のサッカー選手より「睡眠」についてお話を伺ったことを受け、全国のサッカーをしている人の疲労・休養状況はどのように変化しているのかを分析しました。本調査において、サッカーの行動頻度を男女計で見ると、月1回未満が2.4%、月1回以上が6.1%という結果に。男性においては、月1回以上が9.6%と10%近い人がサッカーを習慣的にしているということがわかりました。

■サッカー大好き県民No.1は静岡県、次いで佐賀県、3位は沖縄県

全国都道府県別にサッカーの行動頻度を見ると、月1回以上の行動者の割合が最も高い県は、“サッカー王国”と言われることが多い静岡県、次いで2位は佐賀県、3位沖縄県という結果になりました。

■年代別、サッカーの行動頻度においては、年代が上がるほど減少傾向に

サッカーの行動頻度を年代別に見ると、20代が最も高く、年間1回以上の行動率は21.6%、月1回以上は15.8%という結果でした。全体的な傾向として40代を皮切りに急激に頻度が減少しており、20代と比べると年間・月の頻度は半分以下の比率となる結果でした。

 

■疲労別・年代別に見ると、70代でサッカーをする人の42.8%が元気な人

疲労状態別・年代別で見ると、70代は元気な人の行動率が42.8%と高く、それと比較し50代以下は、どの年代においても慢性的に疲れている人が約50%を占めていることがわかりました。

■サッカーをする人のうち、元気な人は「運動の量・質」、慢性的に疲れている人は「休養の質・量」の改善が鍵

当社が提案する健康作りの3要素の意識変化をコロナ前と比較し、良くなったと感じる人と悪くなったと感じる人の差を見ていきます。月1回以上サッカーをする人のうち、元気な人は「運動の質・量」が-13.2%と比較的悪くなったという意識が高くなっています。一方慢性的に疲れている人では、全体的に悪くなったと感じる人の割合が高くなっており、特に「休養の質・量」で-18.6%、「休養(睡眠以外)の質・量」-18.7%と運動よりも休養の状況が悪くなっているという結果になりました。

■サッカーをする元気な人の「睡眠の質・量」は、20代で最も悪い結果に

さらに、サッカーを月1回以上する人のうち、元気な人の「睡眠の質」を世代別に見ると、20代が-17.1%と最も悪い数値となりました。

■サッカーをする人の疲労解消行動は、「森林浴」「温泉旅行」「運動をする」など、外出や体を動かす傾向に

月1回以上サッカーを行う人の休養行動、つまり疲労解消の方法を見ると、慢性的に疲れている人に比べ、元気な人は、「森林浴をする」が2.3倍、「温泉旅行(泊まり)」が1.81倍、「スポーツ・運動で汗をかく」が1.76倍となり、外出や身体を動かす傾向が高いことがわかりました。さらに、「目薬をさす」、「顔や手を洗う」、「寝る」、「歯磨きをする」、「深呼吸をする」というちょっとしたセルフケアの意識も高く、また、「家族と過ごす」という、人とのコミュニケーションも積極的に行っていることがわかりました。

[調査概要]

調査名:     「ココロの体力測定 2021」
期間:       2021年 11月15日~12月20日
SCR調査対象:全国の20~79歳の10万人(男女各5万人)
本調査対象:    1248人(男女各624人)
方法:             インターネット調査
SCR調査項目:10問、本調査項目:30問
※サンプル数は男女各5万人で、各都道府県500サンプル以上を確保し、その後人口比率(都道府県、年代、有職割合)でウエイト修正をした。
※疲労度合項目:厚生労働省「ストレスチェック」B項目を基に独自加工して、点数化
※サッカー(フットサル含む)行動者の抽出:あなたご自身の下記行動の直近1年間の行動回数をお聞かせください。[サッカー(フットサル含む)]の回答を集計。

■「スポーツ・サステナビリティ白書」とは

全国の男女、20~79歳10万人(「ココロの体力測定」)調査データから、スポーツ行動頻度、スポーツ観戦・応援頻度、スポーツ各種行動および健康作りの3要素の分析を行い、スポーツと健康増進、健康投資の環境や休養・抗疲労ソリューションの状況をまとめています。また、各スポーツファンを都道府県(もしくは市区町村)のエリアデータで分析を行い、主に、地方自治体やスポーツチームへのマーケティングデータとしてご活用いただいています。

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